答志島架橋に関する一般質問

鳥羽市議会

・「平成16年 3月」第1回定例会  戸上幸子議員     

「平成16年3月」第1回定例会 3月10日

(戸上議員) 議案質疑
 議案第1号、平成16年度鳥羽市一般会計予算、歳出、款2総務費、項1総務管理費、全国離島振興鳥羽協議会補助金についてお聞きいたします。
 1、同補助金は、平成15年度119万円、新年度89万円と、前年対比で一挙に3割減にしています。その理由は何ですか。
 2、同協議会は市長みずから会長を務めておりますが、補助金交付申請書に離島架橋建設を含む離島振興計画がどう記載されていますか、お答えください。


(企画課長 木下憲一)答弁
 戸上議員ご質疑のうち、目15地域振興費のうち、全国離島振興鳥羽協議会の補助金について、私から答弁をさせていただきます。
 まず、1点目の全国離島振興鳥羽協議会の補助金の3割減についてお答えをさせていただきます。
 この補助金につきましては、全国離島振興協議会の負担金の算定基礎の一部が大幅に減になったことが主な要因であります。
 次に、2点目の同協議会の事業計画における離島架橋についてご説明を申し上げます。
 まず、平成14年度に離島架橋の整備促進を明記し、関係省庁には要請をしてまいりました。しかし、昨年4月にスタートしました議員ご承知の新しい離島振興計画に離島架橋が明記されたことから、平成15年度については離島架橋の建設の検討を明記しながら、同協議会の事業の一環として事業計画に離島架橋の調査費を予算化し、現在鋭意取り組んでいるところであります。
 この調査につきましては、引き続き平成16年度においても調査費を計上し、実施してまいりたいと考えております。離島架橋の調査内容につきましては、架橋効果の検証として離島振興の課題であるとか、架橋による課題解決の可能性等について調査をしていく予定をしております。
 ご理解をいただきますようお願い申し上げ、私の答弁とさせていただきます。

(戸上議員) 再度質疑
 まず、離島振興協議会の補助金の問題です。
 先ほども課長から答弁がありましたですけれども、平成16年度はまだ同協議会からの補助金交付申請は上がっていないはずなんですけれども、市は既に予算計上したわけですね。平成15年度の事業計画の中で離島架橋の調査に着手したということでしたけれども、これまでにどんな調査をし、また新年度はこの調査と活動に具体的にどこまで行っていくのか、そのあたりをご答弁いただきたいと思います。もう少し具体的にお願いいたします。

(企画課長 木下憲一) 再度答弁
 戸上議員も、全国的な離島架橋先進地視察を行っていることは私も承知しております。現在の離島振興法に基づきまして、各全国に離島架橋がたくさん施工、供用開始をされております。ただ、私ども協議会の事務局といたしましては、離島架橋ありきのスタンスから各島々のあるべき姿、将来のまちづくりの一環として離島架橋の必要性をコンセプトにして取りまとめたいというふうに考えております。
 調査内容につきましては、先ほども若干ご説明をさせていただきましたけれども、離島架橋による検証といたしまして、例えば医療、消防、廃棄物に対する課題の離島架橋の効果、それから産業であります漁業、観光にかかわる架橋効果、それからもう1点は、架橋整備に伴う課題等について整理をしたいというふうに考えております。
 もう1点目の、平成16年度につきましても引き続き調査を計画しておりますけれども、先ほど申し上げたこういうメニューを踏まえながら、より具体的なものを調査していく予定をしておりますが、先ほども申し上げましたように、予算化がかなり少ないということもありまして、ご期待できる調査ができるかどうかはこれからの課題というふうに考えております。
 以上、私の答弁とさせていただきます。

(戸上議員) 指摘
1点目、離島振興協議会の問題ですが、課長からいろんな調査の内容が答弁でわかりました。この情報、今離島の方は非常に離島架橋に期待しているわけで、もっとどんどん市の方から、今こういう状況でこんな調査をしているんだということを住民に向けて情報公開していただくよう、この点指摘しておきたいと思います。
 先ほど、これだけのわずかな金額でどこまで調査が進むのかということもあったわけですけれども、こんな大事な調査なのですから、必要があれば補正などで対応するよう、これも指摘しておきたいと思います。
 

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答志島架橋建設促進協議会